wgetコマンドの使い方
基本
wget の構文は以下のようになっています。
wget -コマンドオプション (オプション引数) URL
基本の使い方はとても簡単で、wgetの後にURLを書けばいいだけです。以下のコマンドで、カレントディレクトリに index.html というファイルがダウンロードされます。
[root]# wget http://www.example.com/index.html
コマンドオプション
wgetコマンドのオプションについては、ここ(http://it.kndb.jp/entry/show/id/1007)が分かりやすいので詳細はこちらを参照してください。
ここでは、個人的に便利だと思うもののみ抜粋して書いておきます。
-i, --input-file=FILE FILE の中に指定された URL をダウンロードする
[root]# cat list.txt http://www.example.com/hoge.html http://www.example.com/hoge.jpg [root]# wget -i list.txt
とすると上記list.txtの中身のファイルをダウンロードできます。
設定ファイル
設定ファイルに、固定的な設定を書き込んでおけば、毎回オプション指定する必要が無くて楽です。
wgetコマンドは、以下の順で、設定を読み込むので、自分のホームディレクトリに.wgetrcファイルを用意しておくとよいです。
- /usr/local/etc/wgetrc または、/etc/wgetrc
- $HOME/.wgetrc
詳細はこちらを(wget の使い方)の「≫wgetrc」の項を参照してみてください。
プロキシ経由でのアクセス
プロキシ経由でのアクセスで利用する、プロキシサーバ情報については、コマンドオプションでは設定できず、以下の方法で行います。
- 設定ファイル(~/.wgetrc)に記述
- 環境変数に設定
つまり、設定ファイルに指定がない場合、環境変数に定義されていれば、それを利用するということです。
設定ファイルによる指定
[root]# vi ~/.wgetrc # httpのproxyサーバを指定する。 http_proxy = http://www.example.com:8080/
環境変数による指定
[root]# export http_proxy="http://www.example.com:8080/"